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税金会計お金 のWikiです

税金とは?

簡単に言うと、、
税金は国や自治体への会費です。

税金の使い道

国や地方自治体はお金が必要です。

道路やダムを造ったり、自衛隊や警察・消防を維持したり、外交や政策の実施にはお金がかかります。教育に子育てサービス、医療や福祉にもお金がかかります。

このように国や地方自治体を運営するためのお金を人々や会社に負担してもらう仕組みが税金です。

なので税金とは国や地方自治体に人々や会社が支払う会費のようなものであり、同時に公共サービスの恩恵を受けるための利用料でもあるのです。

税金の種類

税金は国税地方税で分けられます。

国税と地方税

違いは「国」に払うか「地方自治体」に払うかです。つまり税金の支払先が違います。

国税

「国」に払う税金です。
個人が払う「所得税」や会社が払う「法人税」。日々買い物で支払う「消費税」や相続での「相続税」などがあります。

窓口は税務署であり、いわゆる「確定申告」や「年末調整」がこれらの税金を支払う仕組みです。

地方税

「地方自治体」に払う税金です。都道府県や市区町村が窓口になります。

住民税」や「事業税」、「固定資産税」といったものがあり、国税の確定申告に合わせてや納付書によって支払うことになります。

主な税金の種類

日本の税金はこんなにあります。

参考:【一覧】税金の種類と支払い方

主なものは個人が払う「所得税」法人が払う「法人税」そして「消費税」であり、地方自治体に払う「住民税」「事業税」です。資産があると「相続税および贈与税」「固定資産税」のことも考えます。

税金は①所得(儲けた額)、②消費(使った額)、③財産(持っている額)への税金で分類できます。

①所得(儲けた額)への税金

所得税、法人税

②消費(使った額)への税金

消費税

③財産(持っている額)への税金

相続税、贈与税。固定資産税。

社会保障は税金か?

税金に似ているものに社会保障(「公的年金」と「公的保険」)があります。

これらは自らが年金や医療等を受ける事に対して支払っているので、厳密には税金とは異なります。

しかしながら強制加入と支払いが求められ、毎月所得に対して一定額を支払う負担があることから、ほぼ税金と同じようなものと考えると良いでしょう。

税金はいくら?

税金は「儲けた額」「使った額」「持っている額」で決まります。

年収300万円の税金は?

例えば年収300万円のサラリーマンの税金は以下のようになります。

あくまでざっと計算したものです。正確な計算方法は以下リンク先をご参考ください。

さらに年で100万円を買い物で消費したら10万円分が消費税としてとられているし、家や自動車があったらさらに税金がかかっています。

こう考えると税金および社会保障の負担はとても大きいのです。

国民の負担率

税金および社会保障による負担を表す「国民負担率」という指標があります。

▽国民負担率とは? 国民全体の所得に占める税金と社会保障の負担割合のこと。

令和2年における国民負担率は46.1%(実績見込み)とされています。

これは所得のうち46.1%が税金と社会保障に消えてしまうことであり、これに財政赤字を加えた潜在的国民負担率は66.5%にもなります。(新型コロナウィルスの影響で特に令和2年は高い水準となっています。)

負担率に関する資料 : 財務省

いずれにせよ税金と社会保障の負担は私たちにずしりとのしかかってきます。

これからの生活のためにも、あるいは選挙などの参考にするためにも、これらの仕組みをしっかりと知っておくことは大切なことなのです。

日本の税収と財政状態

国民負担率ってなに?どうして高い水準が続くの?| NHK

国民負担率は過去最高-高齢化を背景に、今後もさらに上昇するか? |ニッセイ基礎研究所

「会計」のこと

税金と深く関係するのが「会計」です。

会計とは?

会計とは「お金の流れを記録し報告すること」です。

日々のお金の流れを記録し、売上や利益といった経営成績、資産や負債といった財政状態を明らかにします。

会社や事業の税金は会計上の利益から計算します。

決算において経営成績と財政状態を「決算書」にまとめて、税金の申告書と共に提出します。

会社や事業主にとって会計の仕組みを整え「決算書」を作成することは必須なのです。

「決算書」とは外部の利害関係者に対して会社や事業の報告をする書類であり、銀行での借入の際にも「決算書」が求められますし、会社法や金融商品取引法でも作成が求められています。

「税金」と「会計」

「税金」の計算は「会計」の上に成り立っています。

というのも「会計」で計算した利益に対して「税金」が課されるからです。

特に多くの中小企業は法人税計算を前提にした会計を行っています。いずれにしても「税金」と「会計」には深い関係があるのです。

役に立つ「会計」

そして会計は経営の面でも役に立ちます。

会計では日々のお金の流れと毎月や毎日における数値が明らかになるので、商品の在庫や原材料といった仕入れをどうすれば良いか、給料の計算をどうすれば良いか、経営設備の投資をどうすれば良いか、といった日々の判断に役立つのです。

お金の流れ(取引)を記帳し、帳簿を作ることになります。いわゆる「簿記」です。大切なのは「会計や税務のルールに従う事」と「会社・事業に合った経理システムを整える」ことです。

会計のゴールである「決算書」が読めると会社や事業の経営成績や財政状態を把握が出来るようになります。利益がどの位なのか、売上や経費はどのように推移してるのか、キャッシュや借金はいくらあるのか、といった事が明確になるので会社や事業の状況を理解できるようになるのです。

会社の経営者や事業主には必須ですが、それ以外でも株式投資を行う人、取引先や自社の状況を知りたいサラリーマンの方など幅広い人に役立ちます。

お金のこと

さて、税金や会計のことを考えるのは、そもそもお金のためです。

▽お金とは? お金に困らないために

将来の見通しが不透明な今、お金について考えることはとても大事です。

老後に必要なお金はいくらなのか、お金に困らないようにすればどうすれば良いのか、お金を増やす方法は何があるのか、あるいは日本国の将来は大丈夫なのか。また、近年はITの進化によってキャッシュレス化も進み、お金に対する概念も変わってきています。

「税金.wiki」は税金と会計の仕組みを知り、お金の仕組みを理解するために運営者がまとめたノートのようなものです。

index.html.txt · 最終更新: 2023/11/03 by tac